2月に乃木坂46に加入したばかりの5期生、冨里奈央(15)が初インタビューに臨み、明日27日東京国際フォーラムホールAで開催される「第2回 5期生お見立て会」への意気込みを明かした。5期生11人全員そろってのパフォーマンスは初。早くも同期愛があふれている。

あどけなさと初々しさがかわいい冨里奈央(撮影・中島郁夫)
あどけなさと初々しさがかわいい冨里奈央(撮影・中島郁夫)

中3だった昨夏、乃木坂46の5期生オーディションに応募した。背景には父親の優しさがあった。「当時人間関係で悩んでいて、学校もあまり行けていなかったんです。それを知ったお父さんが『奈央は昔から人前に立つのが得意だから、こういうの受けてみたら?』って言ってくれたんです」と明かした。

「自信がなくて受けるか悩んでいたんですけど、白石(麻衣)さんとかも、学生時代いじめられていたという話を聞いたので、私も乃木坂に入ったら変われるかも、と思って。ママや妹も『応援するよ』って言ってくれて、受けました」

応募総数8万7852人、倍率7987倍の狭き門をくぐり抜けての合格。「歌がうまいわけでも、ダンスが得意なわけでもないし、どこがよかったんだろう? って思います。ビックリしました」と振り返った。

その後レッスンなどを重ね、2月に加入。だが、新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者に指定され、同23日の「5期生お見立て会」を欠席した。「めちゃめちゃ悔しかったです。家で配信映像を見ながら泣いちゃいました」と告白した。「でも、5期生のみんなが電話とかで『奈央の分まで頑張るね』って連絡をくれて。(菅原)咲月は『奈央のポーズするね』って言ってくれて、ステージで、くまちゃんのポーズしてくれたんですよ。感動しちゃいました」と感謝した。

お気に入りの柔らかい頬をアピールする冨里奈央(撮影・中島郁夫)
お気に入りの柔らかい頬をアピールする冨里奈央(撮影・中島郁夫)

同期の絆は固い。「今まで出会ったことないです、こんな優しい子たち。こんな女神みたいな子たちが本当にいるんだ、と思って。うれしいです」と熱を込めて語った。年齢が下から2番目の年少組だが「みんな同級生みたいな感じで接してくれるんです。毎日楽しくて幸せです。この子ちょっと苦手だな、って子が本当に1人もいないんですよ!」と笑顔で強調した。

今は「お見立て会」リハーサルの真っ最中という。「長時間練習していると、自分を追い込んで泣いちゃうメンバーも結構いるんですけど、みんな同じ気持ちだし、助け合って頑張っています」と説明。「11人全員で集まって披露するのが初めてだから、とにかく全力でパフォーマンスしたいです」と誓った。

特技はものまね。「30個くらいできるんですよ。似てないって言われることもあるんですけど、緊張はしないですね」と強心臓を持つ。チャームポイントは「ほっぺです。5期生にいっぱい触られて、最近はモチモチ感がパワーアップしています」とアピールした。

「人間関係とかでいろいろと疲れちゃったときに、私の言葉や行動を見たら癒やされるような、そんなアイドルになりたいです。いつか大好きな『ガリガリ君』(氷菓)のCMに出るのが夢です!」

女神のような、大好きな同期とともに。15歳の歩みは始まったばかりだ。【取材・構成=横山慧】

あどけなさがかわいい冨里奈央(撮影・中島郁夫)
あどけなさがかわいい冨里奈央(撮影・中島郁夫)

◆冨里奈央(とみさと・なお)2006年(平18)9月18日、千葉県生まれ。愛称「なおなお」。希望のサイリウム(ペンライト)カラーは白と水色。理由は「空と雲みたいでかわいいから」。164センチ。血液型O。